エンコーダのコードホイールのスリット幅について

エンコーダを自作したいなーと思い、秋月で見てると、
AEDR-8300を使用したキットがありました。
akizukidenshi.com

これはセンサ部だけ提供して、ディスクは別で用意するのですが、
データシートを見ているとわからない点が1つ

Ropの最小値、Lwの推奨値、WbとWwの比率は書いてあるのですが、Wwの幅が書いていません。
ここは内蔵している2つのセンサの位相のずれにも関係あるので、適当なものにするわけにもいけません。
ここが疑問でしたが、解決しました。

センサには分解能としてLPI(Line Par Inch)という単位の値があります。
これはディスクの読み取り部の長さあたりの周期の数、というわかりにくい単位になっています。

具体的には、
 \frac{1}{W_w+W_b} = Lpi  となります。

結局スリットの幅がどれくらいかというと、
分解能Lpi=75としたとき、
 W_w+W_b = \frac{25.4}{Lpi}
なので、スリット穴幅は、0.169mm
小さい...

最小のスリット数は、ホイールの直径Ropの最小値の11mm、スリットの数をn、分解能Lpi=75
 2 \pi R_{op} = \frac{25.4}{Lpi} n より、204.1スリット
多いな...

なかなか自作するには厳しい条件であることが分かりました。
しかしPCBでうまく作れないか検討中です。