卓上CNC用のスピンドル用モータドライバの回路確認したのでメモ

中華CNCについてきた回路のメモ

400WのCNCのスピンドルモータドライバの回路を回路図に起こしたのでメモ。

こんなやつ

amazonのこれとたぶん同じ
600円か、安いな

amzn.to

回路図

手で起こした回路図はこれ(清書はめんどくさいので省略)

555のタイマーICでDuty比を作ってMOS-FETを駆動するだけのシンプルな回路。
ヒートシンクは3個ついてて、

  • MBR10100CT:2回路入りのダイオード(5A)
  • Nch MOS-FET:IRF540(100V、<0.077Ω、22 A)
  • 12Vレギュレータ:7812CT

に使われてる。
レギュレータの出力に入れられてるコンデンサは63V1000uFでかなり大きめ。
555とゲート駆動用だからもっと容量低くてもいいと思うけど、電源のコンデンサと同じにしたほうが安かったからそうしたのかな?と推測。

400Wのモータを24V駆動だから17Aくらい流れそうなものだけど、ダイオードの選定はそれでいいんだろうか....。
ヒューズも10Aだし、ダイオードヒートシンクつけてて熱が上がりにくいから多少5Aを超えたところで問題ないのかな。
あと、CNCは停動状態で使用しないので、思ったより電流が流れることは無いのかな

駆動波形を観察

負荷にモータはめんどくさかったので、3.3kΩの抵抗で代用。
波形はこんな感じ

Duty比制御用の可変抵抗を一番下げた状態がこれ

周波数は25kHz前後
Duty比によって±0.5kHzくらい前後する。
555で直接FETを駆動している都合か立下りがかなり鈍ってる。
損失大きそう....。
Duty比は最大時は100%になるけど、最小時は0にならない。
モータをつないでいた時は電圧不足か最小の状態でも回ることはなかったけど、回路としてちょっと....って感じ。

本来の目的と結論

本来はMach3から制御できるように、可変抵抗ではなく電圧か低周波のPWMから制御できないかと思って調べてみたしだい。
回路見る限り可変抵抗から置き換えるのはできなさそうなので、別の回路をを買うことにする。

モータドライバで検索するとあんまりヒットしないけど、「mach3 スピンドル コントローラ」とかで調べると結構信号で制御できるものがヒットするので、そこから見繕う予定。

余談

これを触ってて気づいたけど、手持ちに24Vを出せる安定化電源がないことに気づいた。
この回路も18Vで動かしてる。
あんまハードな使い方しないから、安価な安定化電源を探そうかなぁ。